冬仕度といえば、これ。野沢菜漬け!

20171205-雪まあ

おはようございます!
昨晩からの雪が植木鉢にこんもり積もり、大盛りご飯のような早朝。
昨晩は長野県中部を震源とする地震がありましたが、
乗鞍高原は震度1程度でほんの少し揺れただけでした。
県内に大きな被害が出ていないことを祈ります。

さて、11月の終わりから12月の始めにかけてのこの時期、
乗鞍高原では長い冬を乗り越えるために色んな冬仕度をしています。
その中でも今日は『野沢菜漬け』の様子をご紹介します。

20161127-野沢菜まあ

野沢菜を収穫し、藁で束ねる作業から始まり、冬仕度はとにかく根気がいるのですが、
だからこそおばあちゃんの助けを借りたり、子供たちも手伝ったりして、
家族が寄り合う暖かい時間でもあるのです。

おばあちゃんの昔話に耳を傾けながら。
子供の頃の思い出が蘇り、子供たちも話に加わり大笑いしながら。

藁で束ねる作業も、
やれそれは縦結びだ、とか、上手になったな、とかおばあちゃん先生から褒められると、
うれしいもの。
みんなで束ねた野沢菜の根本に、良く味が入るようにと
おばあちゃんが手際よく切り込みを入れていきます。

20171128-野沢菜まあ

ひと束一束根本に入り込んだ土もきれいに洗い流していきます。

20171128-野沢菜まあ2

半日ほど置いて水が切れた頃、いよいよ樽へ。
野沢菜を敷きつめ、塩、ザラメ、タカの爪、昆布などを回し入れたら野沢菜を重ね、
また塩などの調味料、そして野沢菜、と重ねていきます。
最後に醤油を回し入れ、重しを上げて完了!!
と思ったら、そうではない…。
野沢菜が漬かり始め、少し沈んでくると
また野沢菜を重ねます。
1ヵ月位するとおいし~く漬かるのです。
浅漬かりが好きな人、
しっかり漬かったのが好きな人も。
2月過ぎてくると少し発酵が進み、これまたおいしい。
発酵が進んだものを塩抜きして甘辛に煮付け、おやきの中身にすることも。
時間と共に変化していく味を楽しむことができるのも野沢菜を漬ける大きな喜び。

20171205-野沢菜まあ

こちらは昨晩母が出してくれた刻み漬けです。
小さくて束からはみ出てしまった葉を大事に漬けておいたもの。
ショウガと醤油が加わってまた違った味わいです。

この味付けも家や人それぞれ。
塩だけで漬ける人もいれば、柿の皮を入れるおうちも。
みんながそれぞれ「うちの味」を持っているのです。
寒い寒い冬が来る前に、
今年もみんなで冬仕度ができることに感謝しながら。

皆様も冬仕度、していますか?


<まあ>




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Posted by 女将. at 2017年12月06日10:55