春の香りを頂きます♪

松本城の桜開花宣言icon26を聞く頃、
雪解けが進む乗鞍高原では、
ようやくふきのとうたちが顔を出し始めましたよ~♪

20170412ふきのとうまあ

芽を出したこの姿を見て、
あ!おいしそう!と思うあなたは山暮らしの達人!
乗鞍で生きる私たちにとって、芽吹きの春はまだもう少し先。
だからこそ、土の香りも混じったこの摘みたての香りを嗅いだ瞬間、
心から喜びがあふれてくるのです。

20170412ふきのとうまあ2

今晩のおかずはキマリ!
あっつあつの天ぷら♪に…

20170412ふきのとうまあ3

油とお味噌で炒めた蕗味噌。
炊立てごはんに乗っけるのが一番ですが、
どんなお肉とも相性が良く、
肉炒めにするのもおいしいんです!

20170412ふきみそまあ

でも一番シンプルで大好きな味わい方は、
摘みたてのふきのとうを刻んで
お味噌汁にちょこんと浮かべて頂くのが、これまた最高。
香りをかいで、舌で味わって、
体の中から春を感じることができる幸せ。
乗鞍の暮らしは季節とぴったりくっついているのです。

そうそう、
一昨日は10cmほど雪が積もった乗鞍高原。
残雪から顔を出し始めている水芭蕉は無事でしょうか?
11日の姿です。

20170411水芭蕉まあ

冷たそうな雪の帽子を載せていました。
そして今日12日の姿。

20170412みずばしょうまあ1

さすが『氷河期からの残存種』と言われているだけあって、
少々の春雪はへっちゃらな様子。
白い苞を出すタイミングを見計らっているようですね。
早くで過ぎても寒さで霜焼けになってしまうし、
遅すぎてもだめ。

乗鞍高原にはたくさんの水芭蕉群生地が点在しています。
今回撮影しているのは1200mと一番標高の低い宮の原水芭蕉群生地。
例年だと4月最終週から見ごろが始まります。
ゴールデンウィーク前後には、標高1500m一ノ瀬園地の
女小屋(めごや)の森、オソメジッケ、座望庵向かいの湿地帯、偲ぶの池と
次々に春の妖精、水芭蕉が目を覚ましてゆくのです。
さらに標高を上げて1800mの牛留池で咲くのはゴールデンウィーク明け頃。

日に日に成長してゆく水芭蕉たちを引き続き観察しお届けicon16
していきますのでどうぞチェックして下さいね。

雪解け水が注ぎ込むせせらぎの音、
野鳥たちのさえずり、
瑞々しい春の息吹を胸一杯吸い込みに、
どうぞ乗鞍高原へお越し下さいませ~!!


<まあ>
















Posted by 女将. at 2017年04月12日23:59