

台風の通過などで一時運休となった日もありますが、順調に日々運行しています。
女将も


観光センターの駐車場には乗り場が新設されて、雨と日除けができるようになりました。

その乗り場で新しくなったものがもう1つ、このバス停です〜

ご来光を表現したようなカラフルな図柄、ワクワクする天空へのバス乗車になりそうな気分です♬

シャトルバスに乗って、わずか50分ほどで、天空の畳平に着いてしまいますが、
バスからの車窓もぜひお楽しみくださいね。位ヶ原一帯の新緑が眩しい中を走り抜けた後、エコーライン4号カーブでは、こんなに高〜い雪壁が待っています

7月になっても、まだこれだけの雪が残っている光景に、地元の人もちょっとびっくりなんですよ^^

雪の壁のすぐ近くには「タカネザクラ」が咲いていましたよ

エコーラインの上部は、ようやく春がやってきたんですね

大雪渓下を通過して、畳平が近づくと、富士見岳の斜面にもまだ雪が残っていました。
その向こうに穂高が見えると、もう「ヤッホ〜〜〜♪」と叫びたくなっちゃう気分です


その先、県境に今シーズン新設されたバス停がこれです!
その名もズバ〜リ「標高2716m」です

日本一標高の高いところにあるバス停として、雷鳥の親子が型取られたこのバス停を皆さんに可愛がっていただけたら嬉しいです

昨シーズンまでは、早朝の「ご来光バス」に乗車した場合のみ降車が可能でしたが、現在はのりくら高原から畳平へ運行される全てのバスで降車が可能です。
大黒岳や富士見岳にすぐ登り始めたい方には、とても便利なバス停です。



もちろん、最終降車地である「畳平」バスターミナルまでご乗車いただくこともできます。ここにも新しくなったバス停があるんですよ。。。ヽ(^。^)ノ
「標高2702m」とその日の年月日の表記がありますので、記念撮影するのもお薦めです!

降車専用のバス停は、一番奥にあります。
お花畑のマークが描かれています。ここに降り立った殆どのお客様が「お花畑」を散策されますので、まさにぴったりの図柄ですね


のりくら高原へ下山する方が乗車するバス停はこれです。
日本カモシカが描いてありますよ


岐阜県側へ下山する方が乗車するバス停はこれです。
夏毛になった雷鳥さんの親子が描いてあります


アナウンスが流れますので、バス停の番号と行き先を確認して乗車しましょう

では、天空の残雪や登山道の様子をご案内しましょう。
7/6(木)午前中の状況です。

<畳平のお花畑>
お花畑には雪は全くありませんでしたが、バスターミナルから降りる階段にまだ雪があり、通行止めになっています。もうすぐ除雪されて利用可能になるようです。

<畳平周辺の峰>
畳平のバスターミナルから手軽に登れる峰として、「魔王岳」「大黒岳」「富士見岳」がありますが、いずれも登山道の残雪は消えて、ご利用いただくことができます。
標高2700mを超える頂きからの絶景を満喫してくださいね



<肩の小屋への道>
作業車両なども通行する砂利道で、歩きやすくなっています。
山頂剣ヶ峰が見えてくる辺りでは、例年よりも高い雪渓の壁が残っています

丸印の箇所は、剣ヶ峰への登山道の途中で残雪がある区間です。

<山頂 剣ヶ峰への登山道>
丸印を拡大した画像です。肩の小屋から山頂への登山道で、残雪のある朝日岳直下の区間です。その日の気温や雪の状態、時間帯によって、状況は変わります。
山頂付近では朝晩の気温は一桁になることもありますから、氷のようにツルツルになってしまう可能性も。転倒、滑落、踏み抜きなどにご注意ください


<肩の小屋〜大雪渓・肩の小屋口バス停の登山道>
この区間の殆どが、まだ雪に覆われていました。
赤い点線のあたりが本来の登山道ですが、雪が融けて道が露出しているのは、一部だけです。登りも降りも、雪渓歩きに慣れた方以外はお薦めできません。状況によっては、軽アイゼンやポール(ストック)などが必要になることもあるでしょう。

女将は一年中乗鞍に住み、雪上歩きに慣れてはいますが、ここは特に気を引き締めて歩きました !^^!
大雪渓でスキーを楽しむ皆さんの横をザクザクと踏みしめながら下山してきましたが、雪渓の向こうに見える位ヶ原には、ダケカンバやウラジロナナカマドの新緑が広がる美しい光景


最後に、この日に出会った高山植物たち。。。

「ハクサンイチゲ」
畳平の鶴ヶ池の周囲で開花が進んでいます。

「コマクサ」
富士見岳や大黒岳、魔王岳で小さな蕾が出てきています。
一部はこんな感じで咲き始めていますので、これから続々と咲き揃うことでしょう♬
他にも、「キバナシャクナゲ」「ミヤマキンバイ」「コイワカガミ」「アオノツガザクラ」「ミヤマキンポウゲ」「ミネズオウ」「ミヤマハタザオ」「ヤマガラシ」「ショウジョウバカマ」「イワツメクサ」「イワウメ」などを観察することができましたが、まだ開花は始まったばかりで、これからが見頃になります。
山頂付近に咲く高山植物の情報は、お花に詳しい先輩女将の解説をご参考にどうぞ!
<アン>