女将が嫁いだ頃の話。
鎌を使って蕎麦刈をしていた時、勢いあまって、ザックリと指を切りました

慌てて手袋を外すと、だらだらと赤い血が流れ落ちました

大女将がすぐに畑の横にある草を採ってもむと女将の指に巻きつけて縛り付けました。
そのまま、蕎麦刈を続けて作業が終わるころには、血が止まっていました

後でわかったんですが、あの時の草はヨモギだったんです。

それ以来、外で怪我をするとヨモギを採ってかみ砕いて傷口に止血用に使います。
散策などの時にも重宝します。
他にもいろんな効果があり、老化防止・がんの予防・冷え性・貧血・神経痛・動脈硬化などなど
入浴剤に使ったり、草餅にしたり、お灸のもぐさにしたり、むかしの人は生活の知恵として知っていたんですね。
それから、少し薬草というか民間療法に興味を持ちました。
すこしご紹介しますね。
ユキノシタ

この葉の汁を絞って、風邪を引いて熱のある子供に飲ませました。
熱も下がり、風邪の症状に効果がありました。
他にも中耳炎や気管支・扁桃腺にも効くそうです。
スベリヒユ

虫刺されの時に葉をちぎって汁を塗り付けると、かゆみが収まります。
他にも料理に使用すると中性脂肪を下げる・コレステロールを下げる・がん予防・アレルギー予防など嬉しい効能があるようです。
蕎麦

日にあぶれた時(日射病)には、そば粉を水に溶いて飲みます。
これは 大女将から聞いた民間療法です。
他にも 女将の薬草箱にはいろいろ入っています。
最近、薬草の話を友達としていて気が付いたことがあります。
いろいろな薬草に、利尿効果が多いのですが、むかしはそんなに排尿がなかったんでしょうかね???疑問です。
薬草を採取するにも時期があります。
最近では、土用丑の日を過ぎたら採取しなくてはいけないものもがあります。
ゲンノショウコ・オオバコなどです。
少しずつ採りためてお茶にしたりもします。
今日は、菜園で育てているハーブで生のハーブティーを入れました。
ハーブの話は次の機会に・・・・
薬草を調べてみると なかなか面白いですよ。
のりくら高原には昔からの知恵を知っているお年寄り(経験を積んだ方)が多く、話を聞くのも楽しいひと時です。
女将の家の周りは、薬草だらけです。
明日は何を採取しようかな・・・

*注記:最近は植物アレルギーの方が多くなっています。試してみるたい方はお気を付けください。
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