実は昨年の4/11もこんな雪景色でした！
梓水神社の参道が厳かな冬景色に。。。今年も春の雪にハラハラさせられました
スキー場ラストの日に高原を銀世界に引き戻した雪は、徐々に融けていきそうです。
これから始まるグリーンシーズン、乗鞍へお越しになる皆様に高原の景色や花をより楽しんでいただくために、今回は写真撮影のお話をしましょう
と言っても、コンパクトデジカメしか持っていない女将です
一眼レフで本格的な撮影をする方に技術的なことをお伝えするのではなく、日々の暮らしの中で目にする自然の煌めきをどんな風に撮って、この女将ブログで発信しているのか、、、誰にでも気軽に撮影のチャンスがある乗鞍の日常のご紹介です。
水芭蕉の開花の時期になると、雪や霜の心配をしていますので、無事に咲いた花を見ると、嬉しいものですね。以前はよくお花だけをズームアップして撮影していましたが、最近は水辺に咲いている雰囲気をお伝えできるような撮り方がお気に入りです
これは一の瀬の奥にある「オソメジッケ」で撮影したものです。赤茶色の土壌、写り込んだ白樺の幹や青空に春の清々しさを感じませんか？
水芭蕉が群生する森にやって来た「ルリビタキ」、男前の背中が素敵でしょう
昨年の５月上旬に「女小屋の森」で撮影しました。
水芭蕉に関する情報は、公式HP 「白ずきんの郷（水芭蕉群生地）」をご覧くださいね。
今年は少し開花が早まっており、宮の原水芭蕉群生地では、既に開花が始まっています。
春先は渡りをしてやって来た野鳥たちのさえずりが賑やかです。高原内を歩くだけで、あちこちから呼びかけられるように目にします。
まだ真っ白な山頂剣ヶ峰と「ホオジロ」 樹木のてっぺんで一生懸命お喋りするように鳴いている姿が印象的です
鳥だけはありません。「かもしか」たちも春の高原をウロウロして、木々の新芽などをむしゃむしゃ食べています。これは４月下旬に善五郎の滝へ向かう途中で出会った時の写真です。
ウシ科のおとなしい動物です
刺激せずに遠目で眺めていれば、撮影も可能ですよ。
春のお花の中で、ちょっと異色とも言えるのがこの「カラマツ」の雌花です
まるでカラフルなパイナップル〜！と初めて見た時に感激しました。何年かおきに当たり年があるようで、５月の高原で見つけるのが楽しみなんですよ
その「カラマツ」の新緑が美しく輝く頃、楓たちも花を咲かせます。
この赤い花がぶら下がっているのは「ハウチワカエデ」です。他にも「コハウチワカエデ」「ウリハダカエデ」「コミネカエデ」などが小さな花を咲かせます
樹木を撮影していて、偶然見つけた「ホンドリス」
新緑をバックに、笹の新芽をムシャムシャ食べていました！こんな素敵な瞬間に出会えるお散歩が嬉しいですね〜
５月になって水芭蕉の開花が落ち着いてくると、気になるのが「スモモ」の花です。
開山祭でもあるすもも祭りにちょうど見頃になってくれるといいな。。。と。
観光センター周辺でも、一の瀬でも、残雪の美しい乗鞍岳と一緒に撮影することができますよ
「オオヤマザクラ」などが咲き終る頃に登場する桜が「タカネザクラ」。
高原内から位ヶ原山荘付近まで植生している山の桜です。下向きに咲く花を首を曲げて啄ばんでいる「ウソ」の雄。お花と一緒に鳥を撮影できると、ラッキーな気分になります♬
こんな可愛いバンザイの姿で越冬していた「オオカメノキ」の冬芽*\(^o^)/*
５月から６月にかけて、白い花を咲かせます。葉の形が亀の甲羅に似ているために付けられた名前ですが、「ムシカリ（虫食われ）」なんていう別名もあります。
白い装飾花が涼やかで、川の流れの光景に溶け込むようですね^^
「オオカメノキ」が咲く頃、足元の小花たちも見逃せません。
これは「ツマトリソウ」と、蕾を膨らませてきた「ベニバナイチヤクソウ」。
他にも「ショウジョウバカマ」「フデリンドウ」 「ニリンソウ」「ヤマエンゴサク」「タチツボスミレ」「ミツバツチグリ」など、たくさんの花が高原の地面を彩ります。時々、立ち止まってしゃがんで眺めてみてください
一の瀬にあるどじょう池に綺麗な「ミツガシワ」が咲き、白い絨毯を広げたような景色になります。
開花時期は年により前後しますが、５月下旬〜６月上旬頃。見上げる高天ヶ原の斜面にうさぎの雪形が現れたら、一緒に撮影するといいですね
「ミツガシワ」は高原の下部にある「御池」や、休暇村近くにある「牛留池」などでも毎年咲きます。
例年６月には「レンゲツツジ」が高原を鮮やかに彩ります。群生している「一の瀬ツツジ園」が人気ですが、他にもあちらこちらに点在しています。
こんな風に「まいめの池」に咲く小さな株と一緒に、残雪の乗鞍岳が逆さに映り込んだ風景を撮るのも、女将は大好きです
公式HP「レンゲツツジと新緑」もご覧ください。
以上、４月から６月にかけて実際に女将がのりくら高原内で、コンパクトデジカメで撮影した写真を参考にご紹介しました
皆様も自然の中に身を置いて、目にする煌めきをじっくり楽しんでくださいね。
たくさんの距離や場所を歩くのもいいですが、気に入った場所にとどまって、ゆったりした時間の流れの中で移り変わる天候や景色、動植物の動きに注目するのも、贅沢な時間になりますよ。そんな時間を楽しむ時には、カメラをお供にどうぞ
きっと想い出深い一枚が記念に残ることでしょう＜アン＞
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