
グリーンシーズンも本番となり、美しい緑の光景に溶け込むように咲く花々たちが輝く季節になりました

今日ものりくら高原はおさんぽ日和


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女将おすすめ のりくら散策ガイド
Cコース「 伝説めぐりコース 」 を歩いて来ました


昨年改修されて 生まれ変わった「乗鞍BASE いがやレクリエーションランド」の駐車場からスタートすると、すぐにこの入口が見えてきます。
この辺りから山を見上げる景色は、高原の中でもトップ3に入るほど絶景です

ここからサイクリングロードに入って、てくてく歩いて行きましょう♫

サイクリングロード沿いには「オオヤマザクラ」などが植生しており、毎年GW明けに綺麗に咲き揃うのですが。。。

今年は花の開花がとても早く推移し、既に"実"になっていました

季節に追いつけない感 た〜っぷりの女将です^^;;

最初のカーブに八瀬尾神社への入口がありますので、舗装された道から自然の道に入って下って行きます

コース中の分岐点などには、進行方向を示した女将マップの案内ラミネートが掲示してありますので、確認しながら進めば安心ですよ


神社の一段下の道を歩いていると、足元には可愛い「フデリンドウ」が。。。
気づかずに踏んでしまいそうなほど、小さなお花です


そして、神社の下にある分岐点でグルッと反対を向いて、上の道を登って行きます。

すぐにこの素朴な神社が現れます。昔 地元の里長が追手から逃れてきた三木秀綱公(みつき ひでつな)を桑かごにかくまったそうです。その後、里長の家の蚕はよく育ったことから、ここ八瀬尾神社に"蚕の神様"としてお祭りしたそうです。
現在は毎年この時期に団体でいらっしゃる学生さんのオリエンテーションのチェックポイントの印が掲示されています


何年も前ですが、ここで野生のかもしかに出会ったことがあります。新緑の中に佇む凛々しい姿を見て、神様?!と思ったことがありました。
それから、ここは女将にとって特別な場所になりました


ここからは、番所地区を見下ろす光景も素敵です。新緑の時期はもちろん、紅葉の時期も綺麗ですよ。

これも前の画像ですが、参道を歩いていたら リスさんが出てきてくれたことも。。。

笹の新芽をムシャムシャかじっていました〜 可愛いですねv(^o⌒)-☆

神社からは、先ほどの自然の道に合流して、案内ラミネート通りに進みます。
道沿いの「ヤマボウシ」の樹には、花がたくさん! 葉の上に伸びている緑色のツンツンしたものが あの真っ白な花びらになるんですよ〜もうすぐなので楽しみです


川の流れの音を聞きながら緑の中を進むと、再びサイクリングロードに出ます。
ここでも案内のラミネートに従って、右折して進みます。

ここでは野鳥の「オオルリ」に出会ったことが何度もあります♫
美しいさえずりを聴いて見上げると、こんな風にモミの樹のてっぺんで歌っていました。美しい瑠璃色の雄、毎年5月に会えるのが楽しみな野鳥なんです


サイクリングロードに出てすぐ、一段下の川沿いに降りると、大山神社があります。
地元の人が七夕にお祭りをするそうです。釜場の勢いある流れも間近に見られます。

サイクリングロードに戻り、橋を渡る時は、ぜひ下を覗いてみてくださいね。
小大野川の流れが涼し気で美しく、春夏秋冬オススメのポイントです


サイクリングロードを出たら、県道84号を乗鞍岳の方に向かって しばらく歩きます。
やがてこの小道への分岐点があり、「吊り橋の径」へと入って行きます。
乗鞍岳の眺めがバッチリです。夏にそばの白い花が咲く頃もオススメですよ


自然の道を進むと、右手に小さな池と湿地帯があります。水芭蕉は既に咲き終わって大きな葉が成長していましたが、今は「ミツガシワ」が見頃になっています


その先は、先ほど覗き込んだ小大野川の上流部に沿って歩く気持ちの良い遊歩道です。

足元には「タチツボスミレ」や「ツマトリソウ」が咲いていました。
写真は「ベニバナイチヤクソウ」の蕾 これから高原内のあちらこちらで咲くお花です。

この吊り橋を渡って、車道に出るまで進みます


車道に出てから数分で このT字路に当たりますので、左折すると そこはもう「乗鞍BASE いがやレクリエーションランド」 Cコースを一周して戻って来ました。



現在 のりくら高原では、こんな感じで白いお花がたわわに咲いている樹をたくさん見かけます。例年ですと「すもも」が咲いているはずなんですが、今年はちょっと開花が早く進み、既に散ってしまいました

ということで、、、これは例年より早く開花した「ズミ(コナシ)」です。

これが「ズミ」の花のアップです。蕾は濃いピンク色ですが、咲くと真っ白な花に!
枝に溢れんばかりに咲くボリューム感が素敵です


同じように白い花が咲く樹で「ミヤマザクラ」もあります。
近くで見ると、先ほどの「ズミ」とは違うな。。。と分かります。 カメラの望遠機能を使って撮影してみるのもいいかもしれません。

更に、「ミヤマザクラ」と似た雰囲気で「アズキナシ(ハカリノメ)」という樹も、現在見頃になっています。別名の「ハカリノメ」は、葉に見られる等間隔の側脈(線のような筋)が、物差しのようなイメージを与えることから付けられたようです。面白いですね


これは「ウワミズザクラ」、ブラシのような花の房が風に揺れている様子が見られます。
この時期、白い花がふわふわ〜と咲いている樹を見て、何という花か迷ってしまうこともありますが、どれも同じバラ科の樹ですので、何となく似ているんですね。。。

お散歩ついでに、観察してみるのも楽しいかもしれません。
伝説と動植物の息吹を感じる「Cコース」 いかがですか?
爽やかな高原歩きに最高の季節です! どうぞ満喫してくださいね〜

<アン>