冬仕度が毎日少しずつ進んでいます。
11月の終わりから12月の初めにかけて、
乗鞍高原では多くの家庭や宿で冬に備えて野沢菜を漬けます。
束にできないような細い野沢菜を刻み漬けにしたものが食べごろになっています。
この浅漬かりな時が個人的に大好き
です。
漬け樽を冬の寒さに晒し、
冷え込むにつれてじっくりと浸かっていきます。
寒中は凍ったままお出しすることも。
2月ごろになるとしっかり浸かり、ちょっと酸味が出てきます。
(写真は番所きゅうりの醤油漬けと一緒に。)
この味が大好き
という方も多いのです。
漬ける時には根本の方までしっかり味が入るように
包丁で切れ込みを入れます。
藁で小さな束に縛って洗い、樽へ漬けこみます。
野沢菜漬けの作業では、
家の人が寄り合って、半日、一日と一緒に過ごすので、
おばあちゃんの昔話を聞いたり、家族共通の話題で笑ったり、
ストーブで焼いたおやつを食べたりして、
なんだか心も温まるひととき。
今週末の冷え込みに期待して、
野沢菜さん、美味しくなぁれ!
この冬はのりくらならではの味、
試してみて下さいね。
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